FMHPサイドマウントロードセルは、厳しい計測ニーズに応えるために設計された小型ロードセルであり、コンパクトながらも高い精度と信頼性を兼ね備えています。本製品は独自のビーム型ロードセル構造、特にフォールドバックビーム設計を採用しており、限られたスペースに容易に組み込めるだけでなく、長期間安定した性能を発揮します。
FMHPは、引張圧縮型ロードセルとして開発され、引張圧縮力測定を正確に行うことが可能です。すなわち、引張方向と圧縮方向の両方の荷重を1台で測定できるため、双方向での精密な力測定が必要とされる試験機やモニタリングシステムに最適です。例えば、材料試験、摩擦評価、研究用ベンチテスト、さらには産業用自動化装置においても高い実用性を発揮します。

さらに、内部に搭載された1000Ωのブリッジ抵抗は、電力消費を抑えると同時に長期的な安定性を向上させる効果があり、バッテリー駆動型のポータブル計測機器に特に適しています。アルミニウム製の筐体は軽量でありながら耐久性に優れており、ハンドヘルド型計測器、卓上型のフォースゲージ、またはOEM機器への組み込みにも容易に対応できます。
FMHPサイドマウントロードセルは、2kg、5kg、10kg、20kgの4種類の定格容量が用意されており、幅広いアプリケーションに対応します。さらに特注対応も可能で、測定範囲や機械寸法を用途に合わせてカスタマイズできるため、エンジニアや製造業者にとって非常に柔軟性の高い選択肢となります。
その結果、FMHPは省スペース性、低消費電力、耐久性、そして高精度な引張圧縮力測定を実現する信頼性の高いビーム型ロードセルであり、研究室から産業分野まで幅広い用途に適した理想的なソリューションです。